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Posted by ミリタリーブログ at

2011年02月12日

軍隊用語の基礎知識 その3

こんにちは

今日も寒いです
休みの日は、ゲーム後の銃のメンテをしてます。
ARMY R-85は簡単でいいのですが。。
KINGのL1A1は、なんというか・・めんどくさい
まぁ、しかし、銃に関してはリアルより、実射性能がいいので
マルイとほぼ同じ構造の、KINGARMSが好きです。
STARの方がリアルらしいのですが・・・

KINGのL1A1は少数派のようですので
また、なにかで、ネタにしたいと思います


さて、今日はさらに上級部隊の旅団(英語:Brigade)です



人数は、およそ1500名~6000名とかなりの大部隊
そして指揮官は、准将 准将がない国は少将
いわゆる、将軍、閣下です
部隊記号も棒線から、バッテンに変わります。

旅団もいろいろなタイブがあって

師団の下の旅団
これは、歩兵連隊を2つほど集めたもので
2個旅団を持って、師団とした時代はよくあったのですが
3個連隊を持って、師団とする単位になった時
旅団が、廃止されていきました。

独立した旅団
上級の部隊を持たないタイプで
上級の部隊をもたない上に、砲兵、補給部隊などを
一緒にした、独立混成旅団のタイプ
現代戦でも、これが中心となってると思います。
師団を形成するのに、10000人規模となりますが
後方の治安維持目的や、小規模な戦闘に即対応させるため
小型の、戦略部隊の必要性が生まれました。

旧日本軍の場合
独立歩兵大隊 3個~8個
旅団砲兵大隊 重砲隊
旅団工兵中隊
てな、感じでしょうか
戦車や、騎兵なんかも混ざってたりしました。

戦略的に運用ということから
補給部隊を持ち、長期間の戦闘行動が出来る単位というところでしょうか。。



自衛隊の旅団編成です
その上級部隊の師団もほぼ同じ編成となっています。

自衛隊も、単に旅団となっていますが
独立混成旅団といった編成です。
言葉的には
独立 (上級部隊を持たない)
混成 (各種兵科混合)
旅団

といった感じです。

学校では、たとえるのは無理がありますが
市や町の、北部地方や南部地方といった感じでしょうか。。

そして、その上級部隊の
師団 (英語:Division)

師団は、地域に留まり長期的に作戦行動が出来る単位
として、人員約6000人~20000人程度の部隊です。
さきほど書いた、独立混成旅団を大きくしたもので
(独立混成旅団は師団を小型化したものです)
各種兵科の指揮及び
病院や、補給拠点や、演習場の管理など
軍政を行い、治世も担当します。

少将又は中将を持って、師団長と定められました

各国、師団をどう編成するかで
戦略を見出すので、内容はバラバラ
権限もバラバラです。

共通しているのは、各種兵科 混合部隊で
補給拠点を持ち、長期戦闘に耐える能力があること
です。

師団の考え方は、時代によって
いろいろあるので、割愛します。
また、その内紹介します。

アメリカの歩兵師団(第2次大戦時)の内容です。

3個歩兵連隊
3個歩兵大隊
1個対戦車砲中隊(M1 57mm対戦車砲×9門)
1個火砲中隊(M3 105mm榴弾砲×6門)
師団砲兵司令部
3個直接支援砲兵大隊(M2 105mm榴弾砲×12門)
1個全般支援砲兵大隊(M1 155mm榴弾砲×12門)
工兵大隊(4個工兵中隊)
衛生大隊(3個搬送中隊+1個野戦病院中隊)
偵察中隊
通信中隊
武器整備中隊
補給中隊
独立戦車大隊(※配属; 中戦車×59両+軽戦車×17両)
独立戦車駆逐大隊(※配属; 戦車駆逐車×36両)
独立高射自動火器大隊(※配属; 自走式対空砲×32両))

いかがでしたでしょうか?

なにげに、使ってる、師団、旅団などの
おおよその感じが掴んでいただければ、幸いです

下級将校の苦労
上級将校の責任、重圧

いろいろ、あるんでしょうねぇ

私も調べてみて、旧日本軍の軍隊の権限は強力だと
思いました。

地域騒乱が起こったとき、県知事の要請で即動員が出来
本部には、後日報告でよくて
なんと、知事から要請が困難な時は独自に動員できる。。

すごい、権限ですね、現代では絶対無理ですけど。。


こんな感じで、また、ぼちぼち書きたいと思ってます。
面白くない話題でしたが
お付き合い、ありがとうございました。
  

Posted by SS-9 at 18:01Comments(0)軍隊

2011年02月04日

軍隊用語の基礎知識 その2

みなさん、こんばんは

さて、第2弾、上級部隊についてダラダラ書きたいと思います。

最初にお断り

国、時代によって、部隊編成は大きく変わります
あくまで、目安こんなものという感じで見ていただくと
助かります。

では、先日の中隊の上級部隊である
大隊から、書きます

大隊 (英語:Blattalion)



中隊の上級部隊である大隊は中佐又は少佐が指揮します。

中隊を2個~6個集めた物であり
人員は、300名~1000人ぐらいの数となります。

おおよそですが
歩兵3個中隊に対して、重機関銃中隊、歩兵砲小隊の
支援中隊を自前で持ち
ある程度、作戦立案と実行能力がある部隊とされます
大隊に関して、編成表など、見当たらないので
いまいち、わからないのですが

旧日本軍では
大隊本部 16名ほど
歩兵中隊 4個 (136×4=544名)
機関銃中隊 1個(2個小隊編成、重機関銃8門)   96名
歩兵砲小隊 1個(2個分隊編成 70ミリ歩兵砲 2門) 24名

の合計 680名 程度 となります。
すごく、資料によって増減してます。

そして、なんと、大隊長には、ビックなプレゼント

馬 2匹が割り当てられます
大隊には、大隊長 及びその副官(中尉相当)が乗馬本文者です。

士官学校を出て、言うことを聞かない小隊に苦労し
中隊長になって、親身になって退役後の部下の就職斡旋をしたり
身の上相談をして

苦労して、苦労した若者が
馬上から、眺める 700名の兵隊の姿に、涙したことでしょう 

まぁ、今は馬ってことはないでしょうが、運転手付の乗用車は、割り当てられるようです。

学校でたとえると、学年となりますね。
大隊は、戦術単位とも言われ
師団など、上級部隊の作戦立案に単位として考えられます

そして、連隊(英語:Regiment)です


連隊は、単一兵科の最大編成であり
人数はおよそ、3000人
単位としては、最小戦略単位とも言われ
予算が割り当てられ、自前で、弾薬の調達、給料の支払い、物資購入が出来る部隊で
駐屯地、兵営を経営する部隊です。

連隊単位で、徴兵や志願兵の受け入れをする為に
経理部門なども、併設されます。

連隊には、団結の象徴として、軍旗が与えられ
ある程度、自主性が尊重されています。
連隊ごとに、統一した、軍服やマーク、帽子なんかがあったりします。

日本軍の編成として

連隊長は 大佐又は中佐
副連隊長 少佐
副官   大尉
連隊旗手 少尉・・童貞が必須らしい
武器掛  軍曹
ラッパ長 軍曹
書記2名 軍曹
2等軍医正 (少佐相当)
縫工長  20名
靴工長  20名
の41名で本部を形成

大隊3個を率いてます
よって、連隊全体では 将校 70名 准士官下士官 145名 兵卒1440名各部66名の1721名が定数のようです

旧陸軍の連隊編成です

連隊本部
第一大隊 大隊本部
  第一中隊 指揮班、4個小隊、弾薬小隊
  第二中隊 指揮班、4個小隊、弾薬小隊
  第三中隊 指揮班、4個小隊、弾薬小隊
  第一機関銃中隊 2個小隊(8個分隊8丁)
  第一歩兵砲小隊 2個分隊(2門)
第二大隊 大隊本部第五中隊、第六中隊、第七中隊、第二機関銃中隊、第二歩兵砲小隊
第三大隊 大隊本部、第九中隊、第十中隊、第十一中隊、第三機関銃中隊、第三歩兵砲小隊
歩兵砲中隊 本部、2個小隊(4個分隊4門)、弾薬小隊
速射砲中隊 本部、2個小隊(4個分隊4門)、弾薬小隊

通信中隊
  有線小隊
  無線小隊

第一大隊以下の中隊は、大隊の元に編成
第二、第三大隊は同じ編成

連隊指揮下に、歩兵砲、速射砲、通信中隊があります。
かなり巨大に組織ですねぇ

陸上自衛隊の編成だと


こんな感じです、自衛隊の普通科は、大隊は編成しないので
連隊直下は、中隊となってます。

各種、いろいろな職種があって一つの連隊を支えています。

ある意味、連隊は特殊な存在とも言えるかもしれません
駐屯地があり、同じ屋根の下で生活をして、戦って・・

やはり、例えるなら、学校そのものでしょう

またまた、字ばかりで読みにくかったと思いますが

今日は、連隊までで

次回、また時間ある時に、旅団、師団 と説明したいと思います。

また、ごきげんよう
  

Posted by SS-9 at 22:35Comments(3)軍隊

2011年02月02日

軍隊用語の基礎知識

みなさん、こんばんは

仕事がぼちぼちなんで、ネタを考えられました。
今日は、軍隊用語の基礎知識
部隊編成について、つらつら書きたいと思います。

案外、部隊規模ってよくわかんないって、聞きます
ご存知の方も、まぁー、お付き合いください。

多分・・・

軍隊の最小単位といえば、ペア、バディと言われる
2名の組でしょうね
教育の一環や、相手を見捨てないという、ことを実践
することと、なると思います。

まぁ、学校で言う、隣の席ですね

さて、ここから、指揮官が存在する
部隊となります。

まず、班(英語:Team)
4人~6名程度です
指揮官は下級下士官の伍長又は、分隊長兼務の軍曹
が指揮する感じです。
班の場合は、ある程度臨機応変といいますか・・
場合によって、編成したり、しなかったりで
恒久的に存在したりするもんでもないです。

続いて、分隊(英語:Squad)
戦術記号は、こうです

四角の中のバッテンは、歩兵を意味します。
四角の上の丸一つが、分隊を示します

人員は、7名~10名
指揮官は、軍曹がとる場合が多いです
分隊の構成ですが
分隊長   下級軍曹から上級軍曹
副分隊長  伍長か下級軍曹
小銃         3名
分隊支援機関銃    1名
擲弾筒、無反動砲など 1名

の7名で編成(小銃が増えたりして、人数変化あり)
 
学校でいうと、班でしょうねぇ
班長と言われる、分隊長の下
補佐の副班長
以下、生徒って感じでしょうか


続いて、小隊(英語:Platoon)

歩兵分隊2個~4個を束ねて小隊となります
人員30名~50名

士官学校卒業したての、少尉殿が指揮を執ります
まぁ、20代前半のお兄ちゃんが
30名~50名の命を預かるわけですから
大変な苦労でしょうねぇ
そんな、頼りないおにぃちゃんの補佐に
ベテランの頼もしい、上級軍曹又は曹長殿が
ほとんど、仕切ってくれます
小隊長の言うことは聞かなくても、軍曹殿の言うことは
よく聞いてくれますので

小隊長は、お飾りです。
学校出たての、若者は社会の厳しさを思い知ることでしょう

という感じの、将校としての第一歩ですので
ベテランの下士官の支えられて、勉強するところって感じです。

小隊長は、基本、権限はなにもありません
射撃の号令や、不良隊員の制裁
外出許可権限など、小隊長にはなにもないのが
実情のようです、このことからも、まだまだ修行のところ
という、とこですね


小隊編成の図です。
小隊本部ってとこに
小隊長、副官、通信手といった感じで
3名で運用します。

学校で言うところの、クラスですねぇ
小隊長は、おおむね学級委員長
副委員長と書記が補佐ってとこでしょうか

続いて 中隊(英語:Company)


丸の部分が、棒線に変わります

中隊からは、簡単な作戦行動が取れるように
違う兵科が付属したりします。

3個小隊+支援火器小隊程度の編成で
人員、130名~200名程度という、結構な数です

もともと、中隊という考え方は
一人の指揮官が、大声で命令できる最大単位ということとなります
撃て、射撃方向など、部隊全員に命令するものです
先ほどの小隊長は、単なる中隊長から、小隊員への
命令の橋渡し程度の存在です

士官学校を出て、社会の厳しさを思い知った若者が
この地位まで来ると、ガラッと変わります

まず、権限を持ちます。

言うこと聞かないなど、素行不良隊員に、懲罰を与えることが出来ます減給、厳罰など

さらに、外出許可を与える権限を持ちます

すごいですね、積年の恨みを晴らすのは今って
言いたいとこですが・・・

まず、私的制裁の禁止は、各国の軍隊で言われてます
ので、制裁の乱発は出来ません

外出許可も、建前だけで
実質は、先任曹長など、下級下士官に権限委譲して
運用されます・・

さて、中隊の内容ですが
中隊長   大尉又は少佐
副中隊長  中尉または少尉
中隊付准尉 曹長又は准尉 (通常先任と言われます)

この、3権力者を中心にして
戦術指揮 と 人員管理の2グループに分かれて
中隊を運用します。
隊員の身の上相談とかも、中隊が面倒を見ます

部隊としては
小銃小隊が3個に支援小隊を持ちます
支援には、迫撃砲小隊、対戦車小隊等を用います
支援部隊があるので、簡単な作戦行動が取れます


中隊の組織図です。
この人数の命を大尉が預かります
責任重大ですねぇ・・

学校でたとえることが難しいです・・・
合同体育としても、ちょっとたりないしねぇ


今日は中隊までで

もちろん、時代、国、時期によって大きく変わります
部隊って、こんな感じのものだと思っていただければ
幸いです

今回、絵はウィキペディアより引用しております

また、時間があれば、大隊、連隊、旅団と上級部隊のことを
書きたいと思ってます。

今日は、この辺で

それではまた、宜しくお願いします。
  

Posted by SS-9 at 23:39Comments(2)軍隊