2011年02月02日

軍隊用語の基礎知識

みなさん、こんばんは

仕事がぼちぼちなんで、ネタを考えられました。
今日は、軍隊用語の基礎知識
部隊編成について、つらつら書きたいと思います。

案外、部隊規模ってよくわかんないって、聞きます
ご存知の方も、まぁー、お付き合いください。

多分・・・

軍隊の最小単位といえば、ペア、バディと言われる
2名の組でしょうね
教育の一環や、相手を見捨てないという、ことを実践
することと、なると思います。

まぁ、学校で言う、隣の席ですね

さて、ここから、指揮官が存在する
部隊となります。

まず、班(英語:Team)
4人~6名程度です
指揮官は下級下士官の伍長又は、分隊長兼務の軍曹
が指揮する感じです。
班の場合は、ある程度臨機応変といいますか・・
場合によって、編成したり、しなかったりで
恒久的に存在したりするもんでもないです。

続いて、分隊(英語:Squad)
戦術記号は、こうです
軍隊用語の基礎知識

四角の中のバッテンは、歩兵を意味します。
四角の上の丸一つが、分隊を示します

人員は、7名~10名
指揮官は、軍曹がとる場合が多いです
分隊の構成ですが
分隊長   下級軍曹から上級軍曹
副分隊長  伍長か下級軍曹
小銃         3名
分隊支援機関銃    1名
擲弾筒、無反動砲など 1名

の7名で編成(小銃が増えたりして、人数変化あり)
 
学校でいうと、班でしょうねぇ
班長と言われる、分隊長の下
補佐の副班長
以下、生徒って感じでしょうか


続いて、小隊(英語:Platoon)
軍隊用語の基礎知識

歩兵分隊2個~4個を束ねて小隊となります
人員30名~50名

士官学校卒業したての、少尉殿が指揮を執ります
まぁ、20代前半のお兄ちゃんが
30名~50名の命を預かるわけですから
大変な苦労でしょうねぇ
そんな、頼りないおにぃちゃんの補佐に
ベテランの頼もしい、上級軍曹又は曹長殿が
ほとんど、仕切ってくれます
小隊長の言うことは聞かなくても、軍曹殿の言うことは
よく聞いてくれますので

小隊長は、お飾りです。
学校出たての、若者は社会の厳しさを思い知ることでしょう

という感じの、将校としての第一歩ですので
ベテランの下士官の支えられて、勉強するところって感じです。

小隊長は、基本、権限はなにもありません
射撃の号令や、不良隊員の制裁
外出許可権限など、小隊長にはなにもないのが
実情のようです、このことからも、まだまだ修行のところ
という、とこですね
軍隊用語の基礎知識


小隊編成の図です。
小隊本部ってとこに
小隊長、副官、通信手といった感じで
3名で運用します。

学校で言うところの、クラスですねぇ
小隊長は、おおむね学級委員長
副委員長と書記が補佐ってとこでしょうか

続いて 中隊(英語:Company)

軍隊用語の基礎知識

丸の部分が、棒線に変わります

中隊からは、簡単な作戦行動が取れるように
違う兵科が付属したりします。

3個小隊+支援火器小隊程度の編成で
人員、130名~200名程度という、結構な数です

もともと、中隊という考え方は
一人の指揮官が、大声で命令できる最大単位ということとなります
撃て、射撃方向など、部隊全員に命令するものです
先ほどの小隊長は、単なる中隊長から、小隊員への
命令の橋渡し程度の存在です

士官学校を出て、社会の厳しさを思い知った若者が
この地位まで来ると、ガラッと変わります

まず、権限を持ちます。

言うこと聞かないなど、素行不良隊員に、懲罰を与えることが出来ます減給、厳罰など

さらに、外出許可を与える権限を持ちます

すごいですね、積年の恨みを晴らすのは今って
言いたいとこですが・・・

まず、私的制裁の禁止は、各国の軍隊で言われてます
ので、制裁の乱発は出来ません

外出許可も、建前だけで
実質は、先任曹長など、下級下士官に権限委譲して
運用されます・・

さて、中隊の内容ですが
中隊長   大尉又は少佐
副中隊長  中尉または少尉
中隊付准尉 曹長又は准尉 (通常先任と言われます)

この、3権力者を中心にして
戦術指揮 と 人員管理の2グループに分かれて
中隊を運用します。
隊員の身の上相談とかも、中隊が面倒を見ます

部隊としては
小銃小隊が3個に支援小隊を持ちます
支援には、迫撃砲小隊、対戦車小隊等を用います
支援部隊があるので、簡単な作戦行動が取れます
軍隊用語の基礎知識


中隊の組織図です。
この人数の命を大尉が預かります
責任重大ですねぇ・・

学校でたとえることが難しいです・・・
合同体育としても、ちょっとたりないしねぇ


今日は中隊までで

もちろん、時代、国、時期によって大きく変わります
部隊って、こんな感じのものだと思っていただければ
幸いです

今回、絵はウィキペディアより引用しております

また、時間があれば、大隊、連隊、旅団と上級部隊のことを
書きたいと思ってます。

今日は、この辺で

それではまた、宜しくお願いします。




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Posted by SS-9 at 23:39│Comments(2)軍隊
この記事へのコメント
こんばんは
こういう基礎知識すごい勉強になります

ところで英軍は人数に関わらず小隊と名乗っていたりすると聞いたことがあります
伝統なんですかね?
Posted by ヘンノ at 2011年02月03日 00:02
ヘンノ様、ようこそ、いらっしゃいませ

小隊と名乗る、部隊は残念ながら、勉強不足で知らなかったです。
さすが、英軍、伝統を重んじるから、小隊を恒久的に使うところも
あるかも知れません、ちょっと、調べて見ます。

連隊に関しては、現状イギリス軍は大隊規模で、連隊と称しております
元々、連隊内の大隊をローテーションで、戦闘に出していたようで
3個大隊を、戦闘、準備、休息と、使い分けて、戦場には
1個大隊で、戦闘していたと聞きます。
現在は、さすがにそんなめんどくさいことを止めて
常設1個大隊とし、伝統があるため、連隊と称していると聞きました。

イギリスの連隊はちょっと、特殊なので、機会があれば紹介したいと思います

かなり、脱線しますが
中世の頃、連隊(regiment)は、騎士や、領主が自分の領地から
徴兵した部隊を呼んでいたようです。
規模は、10名でも連隊、10000人でも連隊と言っていたようで
そして、連隊長はColonel、 大佐と呼ばれてました。

映画、小説で、小規模の部隊長なのに、大佐なのは
この名残じゃないかとも、言われてます。
ランボーの隊長も、大佐ですもんねぇ。。。(笑)
Posted by SS-9SS-9 at 2011年02月03日 16:08
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